ご使用方法について

ご使用方法について

当アンプは、ATT(アッテネーター)付きのパワーアンプです。ハイエンド機器のパワーアンプと同じようにお使いください。
また、電源はご使用時にON、ご使用後にOFFをお守りください。常時通電は、当方のスタンスとして認めておりません。アンプの動作は、電源ONの10分後に安定いたしますから、常時通電は無意味です。また、電源電圧の変動、電源ラインへのノイズの混入等による誤作動、(上流機器も含め)強い高周波ノイズ曝露によるデジタル機器の誤作動に起因する故障、高周波によるトランスの発熱等に起因する故障、事象等に際し、一切の責を負いません。

ご使用に際して、TV/モニターからの音声出力は接続しないようにお使いください。オーディオ機器のパワーアンプと同じです。TV/モニター等の機器は、オーディオ機器ほど音声信号に対してシビアに作られておりません。突入電流、DC(直流電流)など危険な要素がたくさんあります。

PCオーディオも含め、電源ONは「パワーアンプが一番最後」、電源OFFは「パワーアンプが一番最初」を厳守してください。上流機器の突入電流によるダメージが加わり時に故障に繋がることも、オーディオ機器のパワーアンプ全般と同じご使用方法でご使用ください。

当アンプには、音質劣化の少ないATTを使用しております。「パワーアンプのATTはMAXの音が一番良い」という誤った常識が蔓延しております。上流危機にデジタルボリュームが備えられている機器をお使いならば、デジタルボリュームをMAX付近でお使いください。パワーアンプのATTは、それに合わせて調整なさってください。
デジタルボリュームで絞ることのリスクについては、デジタル機器の誤作動等でデジタルボリュームがMAXとなった際に、アンプとSPの破壊リスクが極めて高まることなどが挙げられます。また、デジタルボリュームはbit落ちしますから、音量を絞るほど大幅に音質劣化いたします。

SPケーブルを未接続の状態で、ATTを操作しないでください。故障の原因となります。

仮想アースや、動作原理がはっきりしないアース機器等は、接続しないでください。発振のリスクを否定出来ません。

オーディオの市場には、Zobel-filterを取り除いた、あるいは定数を変更した改造プレイヤーが流通しています。特に、Wadiaに多いです。RCA/XLR出力に3MHz領域も出力されているそうですから、当アンプと組み合わせてお使いにならないでください。発振し、故障の原因となります。

200V→100Vダウントランス経由の100V絶縁トランスをお使いの場合、2台同時にパワーアンプの電源を入れると、通常時を大幅に超える突入電流が流れ、アンプに影響を及ぼす事例が確認されています。トランスには、いくつかの形状があり、ダウントランスや絶縁トランスにも用いられるトロイダルコアトランスは、突入電流が大きいことで知られています。2台同時に電源をONすることで、1台よりも大幅に大きな一瞬の電圧が流れ流ようです。電気の性質ですから、普通に1台ずつ、数秒待って電源を入れてください。

以上、普通にご使用になられる場合には問題となりませんが、外部機器の接続に際して注意すべき事項を一部記載いたしました。