常時通電議論は、いまだに解決していません。GCW-Audioとしての立場を明示したいと思います。
High-end project Amp Spec.*およびmini Spec.*の常時通電は禁止としています。普通の家電製品と同じように、使う時に電源を入れ、使い終わりに切る動作を厳守してください。もし、常時通電の最中に、落雷やマンション全体の電源事情、またはイレギュラーな高周波の飛び込みで上位機種が誤作動を起こしたり、他のいかなる理由によってパワーアンプの損傷が起こったとしても、十分な対応は致しかねます。
最近、オーディオ愛好家のご自宅(戸建)において、一部家電が使えない半?停電状態に陥り、原因が電柱のヒューズ異常だったというケースがありました。当方のアンプをご使用の方ではありませんから、そのケースにおけるアンプの被害想定は分かりません。しかし、ヒューズ損傷であることから、家屋に入る段階で異常な高電圧、異常な低電圧の変動があったことは確実でしょう。電源の波形も怪しいものです。おそらく、単相3芯のうち1本(100Vライン)の切断が起こったものと推測します。過電流か劣化か、別の要因かは存じませんが・・・
近年、電子機器のノイズ、携帯電話基地局の増加等により、またマンションのエレベーターが発する電源周波数の高調波ノイズによる誤作動も、プロの業界では度々起こっているのが事実です。商用電源に繋がる異常、過信は出来ません。また、ある程度発熱するパワーアンプという特性上、常時通電はお勧めしません。
例外的に、一部のプレイヤー、DAC、外部クロックなどは、危機内部のクロック素子が安定するまでに1時間、はたまた20時間要するものがあります。それらは常時通電で良いでしょう。